作り置きが続かない。日曜に頑張って仕込んだのに、水曜には食べ尽くすか、飽きるか、忘れて腐らせるか。そして「自分はダメだな」と、ちょっと落ち込む。
僕も同じでした。ただ、僕の場合はその後、「冷凍作り置き鍋」という方式にたどり着いて、これだけは続いたんです。今も週に何食かは、この鍋が僕の夜を支えています。
この記事では、そのやり方を全部公開します。そして同じくらい正直に、「全部これで回そうとしたら、1ヶ月で限界が来た」という話もします。作り置きのいい話だけをする記事は、もう世の中に十分あるので。
作り置きが続かないのは、意志のせいじゃない
先に言っておきます。普通の作り置きが続かないのは、あなたの根性の問題じゃありません。構造的に無理があるんです。
- 休日が仕込みで潰れる:貴重な休みの数時間をキッチンに捧げ続けるのは、料理好きじゃないと苦行
- 賞味期限との競争になる:冷蔵の作り置きは日持ちが短く、「早く食べなきゃ」という宿題になる
- タッパーを開けた瞬間、萎える:3日目の煮物は、どうしても「残り物」の顔をしている
僕はこの3つに全敗しました。ただ、敗因を並べてみると気づくんです。これ、「冷蔵」と「完成品を保存する」のが悪いんじゃないかと。そこで方式を変えました。
僕が続いた唯一の方式|「冷凍作り置き鍋」のやり方
やり方は単純です。完成品じゃなくて、「鍋の材料」を冷凍しておく。それだけ。
ちなみにこの方式、僕のオリジナルではありません。管理栄養士のおすぎさんの動画「一人鍋セットを作り置き冷凍」で知って、僕の生活に合わせてアレンジしたものです。ちゃんとした先生がいる方式なので、安心してください。
- 野菜を5種類くらい切る(白菜、きのこ、ねぎ、にんじんなど、そのとき安いやつ)
- 豚肉と一緒に、1食分ずつタッパーに分ける。1回の仕込みで5食分
- 冷凍庫へ。これで仕込み完了
- 帰宅したら、鍋に酒・みりん・醤油・本だしでつゆを作り、タッパーの中身を凍ったまま投入
- 煮えるのを待つ。調理時間は実質10分。そのまま鍋ごと食べる

仕込みにはそれなりに時間がかかります。そこは正直に言っておきます。でも、平日の夜は「凍ったまま鍋に入れて10分」で、出来たての熱い飯が食える。ここが冷蔵作り置きとの決定的な違いです。


この方式の良いところ
- コスパがいい:野菜も肉も安いときにまとめ買いできる
- 野菜がしっかり摂れる:1食で野菜5種類。コンビニ弁当では無理な芸当
- 洗い物がほぼ鍋だけ:タッパーと鍋。皿すら要らない
- 冷凍だから腐らせる心配がほぼない:「早く食べなきゃ」の宿題から解放される
注意点(先人の知恵)
冷凍に向かない具材があります。豆腐、しらたき、じゃがいもは食感が変わりやすいとされているので、鍋に入れたいなら当日追加が無難です。あと、タッパーは平らにして凍らせると早く凍って早く煮えます。
正直に言う。「全部これ」は1ヶ月で限界だった
ここからが、他の作り置き記事が書かない話です。この方式、優秀なんですが、毎晩これ(鍋)で回そうとしたら、1ヶ月で限界が来ました。
敵は、飽きです。
手は尽くしたんです。締めにうどんを入れる。雑炊にする。つゆの配合を変える。それでも、3週目あたりから「今日も鍋か…」という気持ちが顔を出して、1ヶ月で白旗でした。同じ映画を毎晩観てるようなもので、名作でも無理なものは無理でした。

たどり着いた結論|鍋と宅配食の「二刀流」
じゃあ冷凍鍋は失敗だったのか。違います。「エースにするには荷が重かった」だけで、選手としては今も現役です。僕の今の使い方はこうです。
| 選手 | 登板ペース | 起用理由 |
|---|---|---|
| 冷凍作り置き鍋 | 週に数回 | コスパ◎・野菜◎。でも毎日は飽きる |
| 宅配食(冷凍弁当) | 疲れた日・鍋に飽きた日 | メニューが毎回違うから飽きない。でも毎食だと食費がかさむ |
| コンビニ・外食 | たまに | 禁止しない。息抜き |
ポイントは、鍋と宅配食は弱点が真逆ということです。鍋は安いけど飽きる。宅配食は飽きないけど毎食だと高い。だから混ぜると、食費と飽きの両方がちょうどよく収まる。これが、作り置き挫折と宅配食併用をどっちも経験した僕の、現時点の最適解です。

これから始める人へ|挫折しないはじめの一歩
冷凍作り置き鍋、試す価値はあります。ただし最初から意気込まないでください。
- まず1回の仕込みで3〜5食分だけ。冷凍庫の空きと相談
- 野菜は「安くて切りやすいやつ」でいい。白菜ときのこは失敗しにくい
- つゆは酒・みりん・醤油・本だしの黄金比から。慣れたら市販の鍋の素でローテーション
- そして「飽きたら宅配食」という逃げ道を最初から用意しておく。逃げ道があると、案外長く続きます
宅配食側の選び方は宅配食完全ガイドを、そもそも自炊と宅配食どっちがいいのか迷ってる人は現実の食費で比較した記事をどうぞ。
まとめ
- 作り置きが続かないのは構造の問題。冷蔵×完成品の保存が挫折を生む
- 「材料を冷凍」する冷凍作り置き鍋なら続く。調理10分・洗い物ほぼゼロ・野菜5種
- ただし毎晩は飽きる。味変は延命であって治療ではない
- 正解は鍋(コスパ担当)×宅配食(飽き対策担当)の二刀流
- 飽きたら逃げていい。逃げ道がある仕組みだけが、長く続く
日曜の数時間を全部捧げる作り置きはもう要りません。野菜を切ってタッパーに詰める。それと、冷凍庫に宅配食を何個か。この2つで、平日の夜はだいたい何とかなります。
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