「自炊 やめた」で検索して、ここに来てくれたあなたへ。先に言っておくと、この記事は自炊を叩きません。宅配食をゴリ推しもしません。
僕(編集長ゆうき)は、自炊に本気で挑戦して、盛大に挫折した男です。この記事では、その僕がたどり着いた「理想じゃない、現実の食費」での比較と、自炊と宅配食の現実的な使い分けを書きます。よくある「時給換算したら自炊は損!」みたいな話の胡散臭さにも、正直にツッコみます。
僕が自炊をやめるまで|挫折のテンプレをなぞった男

僕の自炊挑戦は、絵に描いたような失敗ループでした。
- 日曜、料理動画を観て意気込み、食材を買い込む。この時点の僕は聖人
- 月火、ちゃんと作る。「俺、丁寧に生きてるな」と自己肯定感が最高潮
- 水曜、仕事で疲れて1日サボる。作り置きも尽きる
- 木金、「1日くらい」がなし崩しになりコンビニへ
- 翌週、野菜室で発掘される変わり果てた野菜たち。合掌
これを3周くらいやって、悟りました。日曜の僕がどれだけ聖人でも、水曜の僕は別人なんです。計画を立てるのは元気な自分で、実行するのは疲れ果てた自分。この時差が、自炊挫折の正体でした。
先に言わせてほしい。自炊をやめるのは「負け」じゃない
「自炊もできないなんて」と自分を責めてるなら、それは違います。12時間働いて帰ってきて、買い出しして、作って、洗う。これを毎日こなせる人は、それ自体が特技です。できる人を尊敬しつつ、できない自分を責めない。ここがスタートラインです。
大事なのは「自炊すべきかどうか」じゃなくて、「自分の生活で続く方法はどれか」。それだけです。

よくある「時給換算」って、正直ウソくさくないか?
この手の比較記事の定番に、こういうのがあります。「調理に80分かかるから、時給1,200円で計算すると自炊は1食2,000円!」
……正直に言っていいですか。その80分、料理しなかったからって時給は発生しません。僕らはフリーランスの弁護士じゃないんです。時給換算は、宅配食を売りたい側の”言い訳の魔法”みたいなもので、読んでて「いや、その時給どこから出た」って心の中でツッコんでました。
でも、この理屈の芯には本物が1つあります。お金にはならなくても、その80分で「寝られる」「風呂にゆっくり入れる」「子どもと話せる」。疲れてる人間にとって、これは金額に換算できない本物の価値です。だから比べるべきは時給じゃなくて、「どっちなら自分の生活が回るか」なんです。
「現実の食費」で比べてみた|挫折込みの3パターン
もう1つ、上位の比較記事に言いたいことがあります。どこも「毎日ちゃんと自炊できた場合の理想の食費」と宅配食を比べてるんですよ。でも僕らが知りたいのは、挫折する前提の現実ですよね。夜の食費(1ヶ月・30日)で正直に出します(金額は執筆時点の目安です)。
| パターン | 夜1食あたり | 月額(夜のみ) | 正直な所感 |
|---|---|---|---|
| ①理想の自炊(毎日続く人) | 300〜400円 | 約9,000〜12,000円 | 最強。ただし継続できる人限定 |
| ②現実の自炊(挫折込み) | 自炊400円+コンビニ800円+外食1,000円が混在 | 約18,000〜22,000円 | 僕の実態はこれだった。食材ロスも地味に痛い |
| ③宅配食併用(平日夜=宅配食) | 宅配食700〜850円+休日自炊 | 約19,000〜23,000円 | ②とほぼ同額で、栄養と気力が残る |
見ての通り、①理想の自炊が圧勝です。毎日続けられる人は、自炊してください。それが最強です。
でも、続けられなかった僕の現実(②)は、理想より月1万円近く高くついていました。コンビニと外食が混ざるからです。そして③宅配食併用は、②と金額がほぼ変わらない。つまり「挫折する自炊」を続けるくらいなら、同じ金で栄養と気力が残る方に乗り換えたほうが合理的だった、というのが僕の結論です。
僕の使い分けモデル|食生活のシフト表
というわけで、僕の現在の「食生活シフト表」を公開します。ポイントは、頑張る枠を週に数回だけ残して、あとは仕組みで回すことです。
| いつ | なに | ポイント |
|---|---|---|
| 平日の夜 | 宅配食をチン(6分) | 疲れてても回る。ご飯と味噌汁だけ足す |
| 平日の朝 | 固定メニュー(パンと卵など) | 考えない。迷わない |
| 休日 | 気が向いたら自炊 | 義務じゃなく趣味として。作りたい物だけ作る |
| たまに | コンビニ・外食 | 禁止しない。罪悪感も持たない |
このシフトにしてから、食材を腐らせることがほぼなくなりました。自炊は「毎日のノルマ」から「休日の楽しみ」に降格…いや、昇格しました。義務じゃなくなった料理は、けっこう楽しいんですよ。
正直に言う。宅配食が向かない人もいる
ここまで読んで宅配食に興味が湧いた人にも、先に正直に言っておきます。こういう人には向きません。
- 毎食ご飯2合いく大食いの人:宅配食の量では物足りず、結局買い足しになる
- 冷凍庫が極端に小さい人:ストックが物理的に入らない。まず冷凍庫と相談
- 食費を月2万円以下に抑えたい人:節約最優先なら理想の自炊一択
- 料理がストレス解消になってる人:その人から包丁を取り上げる理由はない
逆に、「作れなくはないけど毎日は無理」「コンビニ続きで体が心配」という人には、宅配食は本当に効きます。詳しい選び方は宅配食完全ガイドにまとめてあります。
まとめ|「どっちが安いか」より「どっちなら続くか」

- 理想の自炊は最強。続けられる人は自炊でいい
- でも挫折込みの現実の食費は、宅配食併用とほぼ同額だった
- 時給換算はウソくさい。本当の価値は「その時間で休めること」
- 正解は0か100かじゃなく、使い分けのシフト表
- 自炊をやめるのは負けじゃない。作戦変更
僕は自炊に挫折したことで、かえって食生活が整いました。皮肉なもんです。もしあなたが今、日曜の聖人と水曜の別人のあいだで苦しんでいるなら、シフト表という第三の道を試してみてください。
平日の夜をどの宅配食に任せるかは、完全ガイドと、これから公開していく実食レビューを参考にどうぞ。僕が自腹で食べて、正直に書きます。


